倉庫での業務はどう変化しているのか

倉庫というと、港の周りにみられるレンガ造りのものなど懐かしい雰囲気を醸し出す建物も多いため、アナログなイメージを持つ方は少なくありません。実際、従来の倉庫では、入出庫される商品の管理は人に依存し、紙の台帳で管理することがほとんどでした。ですが、1970年代からシステム化する動きが広がり、今ではコンピュータによるデジタル的な管理が一般的になりました。特にバーコードが普及してからは、入出庫はリアルタイムで行うことができるようになり、さらにハンディターミナルと呼ばれる携帯式の端末が普及することで、倉庫作業の質が大きく変わりました。以前は熟練した作業員が必要でしたが、だれでもできる作業に変わったことで、倉庫業務にかかるコストも抑えられるようになりました。

システム化することで可能になったこと

倉庫での作業は仕事の特性上、システム化が難しいとされていましたが、作業員に一台ずつ支給できるモバイル端末が登場したことで、ピッキング作業の際に製品の位置や商品を手に取る順番を的確に指示できるようになりました。このことで作業時間を大幅に短縮でき、ヒューマンエラーを少なくしたり、人手不足を解消することに貢献しています。また、商品の置き場をあらかじめシステムに登録できるので、商品を置く位置を自由にでき、倉庫スペースの使い方に幅が出ました。さらに、倉庫の情報は、企業内の他の管理システムや関連企業とのシステムと連携することで、製品の履歴や流通過程のトレースを行うことが可能になりました。

3PLはサード・パーティー・ロジスティクスをあらわしており、集約し経営を指南する企業が物流の一部や全体を、第三の企業に委託することをいいます。1980年代に日本に流入してきました。

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