太陽光発電は電力会社から購入する電気を減らせる
太陽光発電システムの導入は、かつて高い売電価格を狙って個人宅でも導入が進められました。しかし、近年は太陽光発電パネルの低価格化が進み、売電価格が落ち着いて自宅で消費する電気をある程度賄う目的で導入する家庭が増えています。なぜなら、リモートワークの普及により在宅勤務を行う家庭が増えたことで、太陽光発電により得られた電気をリアルタイムで消費する機会が増えているからです。自宅で作った電気をその場で消費すれば、エコなだけでなく無駄を防げます。
電力会社への売電はオマケ程度に考えよう
電力会社への売電価格は毎年見直されているので、電力会社から電気を購入する価格を売電価格が下回るようになりました。一見すると太陽光発電が無駄に思えてしまいますが、卸値で余った電気を電力会社へ売却すると考えれば本来の売買取引です。高価格で電気を売り低価格で電力会社が電気を販売したら、ビジネスモデルとして成り立ちません。つまり、自家消費がメインと考えて太陽光発電で余った電気のみを電力会社へ売却している程度なら、損をしているとは思わずに済むわけです。
蓄電池システムの導入は総合的なコストで判断
太陽光発電システムを導入した結果として、売電による利益が出ていても売電価格の下落により勿体ないと感じる人が出ています。なぜなら、売電価格は低く電力会社から購入している電気単価が高いからです。そこで、自宅で太陽光発電により得られた電気を蓄電池へ貯めておけば、日没後に電力会社から購入する電気を減らせると考えられます。ポイントとなるのは蓄電池システムの導入費用と維持費が、見合ったものと考えられるかどうかです。太陽光発電パネル容量と各家庭の電気使用状況を総合的に判断して、納得してから蓄電池導入を決めましょう。
太陽光発電の導入を考えている方にとって重要なのが、太陽光発電の価格です。導入価格はメーカーによって幅があり、一般的には120万円から200万円程だとされています。導入時は出費ですが、導入後は資産にもなります。